きのう何食べた? 3 (モーニングKC)
よしなが ふみ講談社
講談社
¥ 590
在庫あり。
「きのう何食べた? 3 (モーニングKC)」のレビュー
よしながふみさんは、とても丁寧に生活している人なんだなぁと感じる作品です。
<br />どの作品も、肩肘はらず、手を抜くところは抜いて、でもここが隠し味というところ、ここはていねいにというところもきっちり押さえており。
<br />毎日、自分で楽しみながら試行錯誤していく人でないとこのような作品は作れないでしょう。
<br />作品内に出てくるレシピを3巻分全部集めたら、もう立派に一冊の料理本になりますね。
<br />分量をまとめ、実際に作ったものの写真やイラストつきで発売したら結構売れるのでは??
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<br />料理だけでなくストーリーも、たんたんとしているんだけど、しっかり人間がかかれておりさすがです。
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毎日の食事が幸せの基本なんだなあ、としみじみ感じられる作品。
<br />そして無性に料理がしたくなる。それも手のこんでないお惣菜ってヤツ。
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<br />レシピを実際に試している人も多いだろう。私もその一人。
<br />1巻・2巻の料理を作ってみた人は、そろそろお惣菜のパターンが読めてきましたよね。
<br />読んでいるだけで、なんとなく味が想像がつく楽しさがプラスされてきました。
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<br />3巻の中では、夏休みブランチのクレープ(ビール付き)を早く試してみたい。
<br />ついついクレープ焼き器などもネット検索してみたりして。
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<br />おいしいクレープと昼間のビールで幸せいっぱいのケンジが
<br />「二人で旅行したいよねえ」と言い出すところ、あるある感満載で読みました。
<br />ホントは旅行なんてどうでもいいの。そういう会話がしたくなるぐらい幸せってことなの。
<br />幸せは日常の中にあって、それで十分!
<br />よしながふみは、そういう普通の幸せを描かせたら、天下一品ですな!
ゲイのカップルの日常とおうちご飯のレシピが満載なのですが、
<br />おいしそうー。というより筧(シロさん)の料理の組み立て方がこの漫画のミソ。
<br />3巻ではもともと戦略的な筧の料理センスがさらに磨かれている印象。
<br />また、白菜のゆずびたしが筧家でのヘビーローテーションであることもわかる。
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<br />40過ぎるとパートナー探すのは大変だという筧の話が面白い。
<br />これは、ゲイのカップルだというだけではなくノーマルのカップルにも当てはまるお話。
料理シーンが特色と言える「きのう何食べた?」ですが、
<br />2巻くらいから登場人物の日々感じていることや淡々とした日常生活の方が
<br />軸になっていて、そこにさりげなく料理が入ってきているように思えます。
<br />いろいろあっても、毎日楽しく料理をして大切な人とおいしく食事ができるって
<br />ありがたいことだし幸せだろうなと共感して、羨ましくなります。
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<br />あと、2つのスーパーをハシゴする描写には思わず「そうそう!」と頷いてしまいました。
<br />よしなが先生は多分、南の方に住んでいるだろうからタカノよりタカラヤが先なんだなーと。
<br />この2店はホントに安いから、シロさんがハンティングする気持ちはわかる気がする。
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この本ってどんな人が読むんでしょうか。
<br />普段料理しない人?
<br />普段から料理するけどレパートリーを増やしたい人?
<br />私は、おいしい食べ物を幸せそうに作る過程が何とも心地よいので読んでいます。
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<br />このマンガの良いとこは、レシピもついてて料理あまりしない人でもだいじょうぶ!とか料理を作りたい気持ちになれる!とかだけじゃなく、
<br />おいしそうな料理をいろいろ考えながらさくさく作っていく姿を見てほわーって幸せになれるところじゃないでしょうか。
<br />別に出てくる料理を作らなくたってよいのです。
<br />現に自分はおかずの組み合わせを参考にさせてもらうこともあるけど、基本的に本を見て料理をするのがめんどいタイプなので、レシピはまったく参考にしません。
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<br />大事な人にご飯を作ることが幸せだってこと、いろいろ試行錯誤しながら料理を作るのは楽しいってこと、ちょっと手を抜いたりしながらも自分が満足できればいいってこと、冷蔵庫の中にあるもので工夫しておかずが作れたときの達成感、そして作った料理を「われながらうまくいったぞ」と思いつつ味わうこと!
<br />そういった筧の気持ちが端々に描かれているけど、それがものすごく共感できるのがいい。
<br />料理人のマンガはいっぱいあっても、普通の人が楽しく料理するマンガってあんまない。
<br />この一般人の気持ちを本当においしそうに描き出してくれるのが大好きだ。
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<br />「料理マンガ」として敬遠している人がいるとしたらもったいない。
<br />食べるのが好きな人は料理する・しないにかかわらず読んで「食べることの幸せ」に共感してほしい。
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<br />しかし、3巻目に突入し、よしなが先生の「好きなもの」に偏ってきたのもまた事実…。
<br />先生、アスパラとかマヨネーズで和えるサラダとか汁物とか好きでしょー、と言いたい。
<br />たまにはガテンとトンカツ!みたいな話もよいのでは?
<br />4巻にも期待。
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